メンティーの質問にうまく回答することができない。こんなときどうしたらよいですか。
ポイントは2点です。
1on1はでどのような機会を提供したいのかを明確にしましょう
20代は、メンターの経験値・経験談を求めていない
メンティーからの質問に対して回答できないことがある、という質問は意外にも多く聞かれます。基本的に、メンティーからの不安や疑問に対して、メンターが回答する必要はありません。ただし、メンティーの性格や特性を鑑み、ティーチングすることが有効な場合もあります。
ただし、1on1の目的が生産性向上にある場合、1on1はメンティーが考える機会となるべきです。メンターから教えてもらったことは、その場限りのことになり、成長は見込めません。また、メンターの経験が必ずしもメンティーの状況にマッチするアドバイスになっているかは別問題です。メンティー自身が考え、どのように解決できるかを補助する場所となることでメンティーが自立していくのではないでしょうか。
つまり、メンティーからの質問に対しては、考えを深める機会・環境を提供することが有効です。メンターだからこそ必要だと考える視点を提供し、メンティーの壁打ちをしてあげるイメージです。
面談の中で、メンターの経験談を共有する機会が出てくると思いますが、注意すべきは、20代社員の多くは、上の世代の経験談を求めていない、ということです。
上の世代の経験談の多くは自己満足や独りよがりなものが多いと感じる20代が多いからです。それは、時代の流れが速い現代ではあまりためにならないと感じている人が多いということでしょう。
Comments