20代の成長環境整備に資するデータバンク「OCEAN」 は、同社によるオープンイノベーション「エニー」に集まる大学生の属性調査の結果を公表しました。
エニーに参加している大学生と、一般の大学生を比較。2023 OVER20 INITIATIVE OCEAN「エニー生属性調査」（n=80）
宮澤 優輝 / OVER20 INITIATIVE OCEAN Director
多くの企業がイノベーションを引き起こせる個人を希求している現状を踏まえ、本調査では特に個人の創造性やイノベーティブネスなどに着目します。本調査では、ビッグ・ファイブ・モデルの概要を説明し、anyに集まっている個人がどのような性格特性を有しているかのデータを提示し、その性格特性を有していることが創造性やイノベーティブネスと言う観点で何を意味しているかを議論します。
調査結果
図表から分かる通り、エニーに参加している大学生は、開放性 (好奇心や探究心が特徴)が著しく高く、 外向性(活発性や社交性が特徴)と協調性(共感や気遣いが特徴)もある程度他よりも高いことが判明しました。
なお、神経症傾向が低いのは、感情の安定性が高いことを意味します。そして、誠実性(計画性や責任感が特徴)が日本人一般より低いのは、年齢が高まるにつれ誠実性が高まることが原因だと考えられ、それでもなお大学生一般より高い誠実性が見られます。
OVER20 INITIATIVE OCEANについて
OVER20 INITIATIVE OCEANとは、次世代のプロフィールデータ・性格や行動など情報を集積し、多くのリサーチに用いることによって、20代人材の成長環境の整備に資するためのデータバンクです。自律型の20代人材の輩出、20代人材が生産性を高めて働ける環境の整備を実現するため、20代人材の適当な成長支援情報の提供を目指したリサーチに取り組んでいます。
エニーとは
企業導入実績豊富な株式会社OVER20&Company.がプレ社会人向けに提供する「パーソナル・ビジョンや自分軸の言語化をサポートする教育プログラム」。受講者は約1か月にわたるオンラインプログラムの中で、世界各国から参加するプレ社会人とディスカッションし、またプロメンターとのマンツーマンセッションを通じ、ブレない軸を言語化する。次世代人的資本への投資に賛同した企業・組織・個人がエニーに参画。