暗闇ボクシングで話題のb-monsterを経営する 26歳社長が同世代に伝えるメッセージ

 

PART1 ◆ DJやアパレル出身者が活躍するフィットネスの新常識に迫る

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塚田 眞琴

1994年生まれ

2016年にb-monster株式会社を設立し、2020年より同社代表取締役に就任された塚田眞琴さん。 「Forbes 30 Under 30 Asia」を受賞するなど、フィットネス業界のみならず新進気鋭の起業家として今注目を集めている一人です。1994年生まれの塚田さんが挑む人生の目標「女性として生まれてきて良かった、そう思える人を一人でも多く増やす」、そして仕事での挑戦を直撃しました。

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PART 1 /  DJやアパレル出身者が活躍するフィットネスの新常識に迫る

Special edition / 当社オリジナル分析で塚田さんのスキルをCHECK!

一歳違いの姉妹社長のランチは必ず一緒

——一緒に起業されているお姉様は今お幾つになるんですか?

塚田 私は26歳で、姉は27歳です。出身は東京で、実家ではトイプードルを飼っています。今は一人暮らし。六本木にあるオフィスからは徒歩10分圏内に住んでいます。もともとオフィスから徒歩圏内に住むと決めていていました。

 

——お姉様とは、仕事・プライベートそれぞれどんな関係ですか?

 

塚田 仲がいいと周りからはよく言われます。喧嘩はもちろんします、結構頻繁に(笑)。でもそのぶん仲が良いかな。ランチは必ず一緒に食べるし、今でも夜ご飯は週1回は必ず一緒に食べます。

喧嘩の内容は経営上のことも多いけど、それ以外のこともあるかな。最近周りから変わっているねと言われるのが……例えば、姉とのラインを、家族ライン、個人ライン、会社ラインとそれぞれ分けているんですけど、会社のラインで「そんなんだったら辞めちゃえよ」とかめちゃくちゃ喧嘩しながら、同時に家族ライン では、「明日何時から映画ね〜」みたいな会話をしている、みたいな(笑)。

 

ーーファミリービジネスを見ていると、家族内のトラブルが起きると泥沼化するイメージだけど、そこはしっかり分けられているんですね。

 

塚田 プライベートとワークはもともとはメリハリがないような状態だったんです。一緒に住んでいた頃は、朝起きてから仕事の話とか、私が休みだと思っている時間に仕事の話をされることに対して、怒っていました。そういったこともあったので、ご飯の時はお仕事の話を止めようといったルールを決めたんです。そういうのを経て、ワークとプライベートの切り分けができるようになっていきました。

DJやアパレルなど異業種出身者が活躍中

——塚田さんは女子校育ちと伺っていますが、今の職場では女性はどれくらいいらっしゃるんですか?

塚田 社員は全部で150名ほどいるのですが、女性は7割くらいかな。本社だと男女比半々か女性が少し多いくらいです。ちなみに本社は20名ぐらい社員がいます。

——b-monsterには、どんな20代社員が多いですか?

塚田 特にパフォーマーは元々アーティストみたいなところがあるので、独特の子が多いですよ。

——独特というのは?

塚田 バックグラウンドが本当にバラバラなんです。アパレルとか DJ とか色々。話を聞くだけで楽しいですね。

——前職がDJやアパレルって、すごいですね。そうしたセカンドキャリアでb-monsterに来る方が多いんですか?

 

塚田 新卒と半々ぐらいかな。18歳の方とかも結構いるので。

 

——採用はどうやって行っているんですか?

塚田 本社が店舗から採用をかけている方がほとんどなので、直接募集をかけていないんです。

——パフォーマーから企画運営スタッフになるんですか?

 

塚田 フロントから運営スタッフになる人が多いですね。ほとんど20代。基本的に本社に空きがでないと募集はかけません。本社には、部署というよりも、基本的に一人とか二人単位なので、どちらかと言うと担当制度みたいになっています。

 

——倍率は高いですか?

塚田 店舗のあの空間が好きで入って来てくださる方も多いので、意外と高くないんです。

 

——社員に対する制度で、これはb-monster独自だなっていうのはありますか?

塚田 私が企画したんですけど、映画の推奨リストみたいなのを会社で用意していて、例えば『Chicago(シカゴ)』とか芸術よりのものとか、パフォーマーに見るように勧めています。TSUTAYA とかで借りた場合、経費で見れるようにもしています。

年齢が上がると引退、そんな常識を覆す挑戦
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——本場ニューヨークにインスパイアされた事業だと思いますが、将来どういう会社にしたいというのはありますか?

塚田 パフォーマーを憧れられる職業にしたいです!インストラクターは平均年収も低いし、体力も必要な職業なので、業界的に年齢が上がると引退する風潮があって、それが嫌だと思っていました。だからb-monsterは、業務委託ではなく、基本的には正社員でかつ平均より高い月収を提示しているんです。

 

——パフォーマーに望むキャリアステップはありますか?

塚田 パフォーマーだと教育にいってもらえたらな。フロントだったら店長だったり本社のマネージャーが一番いいかなと思いますね。

 

——インストラクターさんって確かに若い人じゃないと難しいというイメージがありますよね。業界の課題解決に着手されている塚田さんですが、業界だけではなくこんな社会課題を変えたいみたいなものはありますか?

 

塚田 会社のビジョンでもあるんですけど、自信を持ってチャレンジを楽しめる人を増やしたいです。あそこまで(b-monsterはかなりハードなプログラムで有名!)頑張れた自分に対しての感情って、自己肯定感につながっていると思うので、フィットネスで出来る先として自分がチャレンジできるというところは応援したいです。

目標は、本場ニューヨークに店舗を出すこと

——日本から世界に、プライベートでも良いのですが、会社としての目標はありますか?

塚田 ニューヨークに店舗を出したいです!

 

——エクササイズの中で行われるパフォーマーの煽りはアメリカのイメージ?

塚田 イメージはニューヨークっぽいっていうのはイメージしています。元々インストラクターって呼んでいたんですが、その呼び方だと何か教えてくれる人っていうイメージが強いじゃないですか。それこそ丁寧に教えてしまうようなパフォーマーが増えたんです。だから、名前がいけないと思って、名前から変えた方がいいんじゃないかと思いパフォーマーにしたんです。

 

——パフォーマーって名前が、塚田さんが実現されたい世界観とリンクしてますよね!

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ドライヤーを複数メーカー用意している理由

——ニューヨークへの出店が目標とお聞きしましたが、将来は海外に住まれたりとか?

塚田 いやー、日本がすごい好きなので、日本にいるかな。東京がすごい好きなんですよね。

——どういうところが?

塚田 なんでもあるじゃないですか。やりたいと思ったことや食べたいと思ったものは都内に何かしらあるので。留学先だったイギリス(オックスフォードの辺り)だとそんなこともなくて。だから、余計東京に便利さを感じてます。朝早くても夜遅くても遊ぶところがあったりとか。あと安全。一人でカフェ行っても、トイレにちょっと行ってきます、くらいだと全然座席にカバン置いていけますしね。

——性格的にはご自身は海外が向いてると思いますか?

塚田 性格面には合うと思うんですけど、食事面であったり文化は日本がすごい好きなので、高校でイギ

リスに留学したときも結構帰りたいなって思ってました。

 

——日本のどういう文化が好きなんですか

塚田 すごい細かい所に気を使っているなっていうのをすごく感じていて。本当に細かいんですけど、バスのボタンとかもイギリスは一個か二個しかないんですね。降りたかったら「誰か押してください!」みたいなことを言わなければならない。それはそれで良い文化だなと思うけれど、自分はそういうタイプではないので、降りる駅の三つ前から少しずつボタンに近づく、みたいな(笑)。トイレとかも、日本だとわざわざ二個鍵がかかっていて、子供が一緒に入った時に開けれないようになっている。日本のそうしたちょっとした気遣いみたいなものがいいなって思うんです。

——そういう日本の気遣いみたいなところがb-monsterのプロダクトで生かされてるところってありますか?

塚田 例えば、ボクシングが終わった後の着脱所では、ドライヤーを2種類用意しています。女性の場合、ダイソンとヘアビューロン。早く乾かしたい方はダイソンを、髪の毛をいたわりたい方はヘアビューロンをっていう感じで。気づかなかったけど、日本人のそういう感覚から来てるかもしれないですね。

リアルは絶対不滅と気づく

——コロナになって気づいた価値観ってありますか?

塚田 コロナになって2か月間店舗を閉めた期間があったんです。そのあとにスタジオに行った時に、お客さんが笑顔で復帰手続きしてくれる姿を見て、一番最初にオープンした時に店舗から出てきた人たちの顔をすごい思い出したんです。それがすごい感慨深かったのを思い出して。やっぱりオンラインが便利だったりとかで流行しているけど、リアルのよさっていうのが絶対残っていくなっていうのをすごい感じました。

「水ダウ」「アメトーク」… お笑い大好きな社長

——コロナを経てプライベートで気付いた価値観ってありましたか?

 

塚田 リアルな遊びが好きだったんだなって思いました。家にいてもあんまりやることないなって。元々カラオケとか好きだったので、それがストレス発散だったんです。だから家でアプリのカラオケとかやってみるんですけど、やっぱり違うなって感じで。それで食に走ってしまってストレス発散してしまいました。

あとは、家でテレビを見るとか本を読むとかかな。テレビは一日2番組と決めているんです。元々お笑いが大好きで延々と見ちゃうので。高校生の時にコンビ組んでお笑いコンテストに出ていたくらいです(笑)

 

——ええー!衝撃です(笑)。どんなバラエティ番組を見ているんですか?

塚田 今だと「水曜日のダウンタウン」とか「アメトーーク」とか。見れる回数が少ないので厳選してみています。あと、好きなお笑い芸人は「さらば青春の光」です。

 

——私もその2番組チェックしてます!そんなに好きなら、もっと見たらどうですか?

 

塚田 本を読むために制限しているんです。読み始めたら好きなんですけど、読むまでの壁が高いんですよね。

あと、2番組にした理由は、1番組だけと限定した時は、あまりに見れないので悲しかったんです。それで2番組にしました(笑)

 

——今の情報は、親近感が沸く20代多いんじゃないかな?ちなみに本は、どういったものを読まれるんですか?

 

塚田 いわゆるビジネス書が多いです。知識の幅が広いほど選択肢が広がると思うので。「マンガでわかる○○」、とか「初めて読む〇〇」と行った、読本しやすいものをよく読みますね。建築学とかも読みます!

スタッフに自腹で買ってオススメした本とは?

——読んだ本で20代にお勧めしたいものはありますか?

 

塚田 Netflixの人事の本(NETFLIXの最強人事戦略)を人に勧めてます。自費で買ってマネージャー陣に配りました!経営している方だと面白いと思う。最初はマーカー引いてたが、全ページマーカーだらけになったので引くのをやめたくらいです。

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CHECK IT OUT!!

著者略歴:マッコード,パティ
元NETFLIX最高人事責任者で、NETFLIX CULTURE DECKの共同執筆者。サン・マイクロシステムズで人事のキャリアを始め、ポーランドなどを経て、NETFLIXには創業時から参加。人材集め、多様性、コミュニケーションなどを専門とする。現在は企業文化やリーダーシップについて複数の企業や起業家へのコンサルテーションをしながら、世界中で講演活動を行っている。  (amazonより引用)

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b-monster 株式会社

代表取締役 塚田 眞琴

1994年生まれ

2016年にb-monster株式会社を設立し、2020年より同社代表取締役に就任された塚田眞琴さん。 「Forbes 30 Under 30 Asia」を受賞するなど、フィットネス業界のみならず新進気鋭の起業家として今注目を集めている一人です。1994年生まれの塚田さんが挑む人生の目標「女性として生まれてきて良かった、そう思える人を一人でも多く増やす」、そして仕事での挑戦を直撃しました。

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フィットネス業界のニューノーマル を創る思考に迫る

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山勢 拓弥

1993年生まれ

大学を中退して、単身カンボジアへ移住。そして起業。彼が成し遂げたいこととは

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松浦 悠介

1995年生まれ

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都並 優太

1992年生まれ