プライベートに踏み込むべきか、こんなときどうする?

最終更新: 2022年1月25日

ずばり、メンター側からプライベートのことを聞く必要はありません

基本的に、20代は聞かれたら当たり障りない範囲で上手に回答しますが、プライベートの話をわざわざ社内でしたいとは考えていません。逆効果になりかねないため、メンターからしつこくヒアリングするのは絶対にやめましょう。

今の20代は一世代前に比べ、人生におけるプライベートの比率が増しているため、メンターがメンティーの仕事へのモチベーションを上げようとプライベートの話を振ることが多いですが、上述の理由から、1on1はワークの話に限定したほうが良いでしょう。

以下は、1on1の火付け役企業で実際にメンターをしていた方からの相談内容です。

  • プライベートの問題で部下が業務に支障をきたしていた

  • 1on1で話を聞いて、部下の悩みを解決したいと思った

  • 1on1に時間を割き、部下はプライベート含めて色んな話をしてくれた。解決できたと満足していた

  • 1ヶ月後、部下は突然離職した。私に話していなかった”親の介護”が理由だった

  • 1on1に通常以上の労力を割いたため、自分の本業は圧迫されるし、部下は離職してしまったし… 1on1って誰のため?

ここから学べることは非常に多いですが、

  1. メンティーのプライベートの課題を解決するのは難しいこと

  2. 1on1が自己満足につながらないようにすること

当たり前のように感じられますが、以上2点は、1on1がうまく運営できていない企業で注意が十分に払われていない傾向にあります。

皆さんの会社でもこれらを十分認識できているか、確認してみましょう。