フィットネス業界のニューノーマル を創る思考に迫る
​〜 暗闇ボクシングで話題のb-monsterを経営する26歳社長が同世代に伝えるメッセージ 〜

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塚田 眞琴

1994年生まれ

2016年にb-monster株式会社を設立し、2020年より同社代表取締役に就任された塚田眞琴さん。 「Forbes 30 Under 30 Asia」を受賞するなど、フィットネス業界のみならず新進気鋭の起業家として今注目を集めている一人です。1994年生まれの塚田さんが挑む人生の目標「女性として生まれてきて良かった、そう思える人を一人でも多く増やす」、そして仕事での挑戦を直撃しました。

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PART 2 /  フィットネス業界のニューノーマル を創る思考に迫る

Special edition / 当社オリジナル分析で塚田さんのスキルをCHECK!

女性に生まれたくなかった

— 塚田さんの人生の目標はなんですか。

塚田 <女性に生まれたくなかった>とずっと思っていました。高校生の時は、姉と一緒に買い物に行ったらカップルに間違われるぐらい、見た目が男の子みたいでした。その時も、女性がイヤだから男になりたいと思っていました。

女性であることが嫌だった理由は、男性と比べてどうしても身体的に劣ることが多いこと(どうしても世界1位の記録は男性じゃないと出すことができないので羨ましい)や、子供が好きなので結婚したいとは思うが、仕事ができない期間があると考えるとタイミングが難しいので考えますよね。男の人だったら考えなくてもよかったのにな、と思ってしまうところが昔からありました。

実は、今もまだ、<女性で良かった>と思ったことが一度もありません。だから、人生の目標は、いつか女性として生まれて良かったと思えること、あとは、私のようにそう思える人を増やしていきたいです。

同じような息苦しさを感じている人たちを変えたい

経営というのはスポーツに比べて、女性でも可能性がひらけていると思いますか。

 

塚田 そうですね、経営において女性だから損したことは今まで起きていません。投資を第三者から受けている方だと、結構言われてるみたい(女性だけの役員だと投資できないなど)ですが、私は両親からの投資で事業を行なっており、ある意味プロダクトがすべてなので、女性がやっていても男性がやっていても一緒の環境で経営ができています。

— 塚田さんが、女性に生まれて良かったと思いたいのはなぜですか
 

塚田 女性として生まれてきてしまったので、性別は変えられないですが、そうであるならば、嫌だと思い続けながら生きていてもしょうがないと思ったんです。私のような息苦しさを感じている人はいると思うので、そういう人を変えたいといつか変えられたらいいな、という思いもあります。

 

— 今まで葛藤されていたと思うのですが、今の自分を楽しもう!というように自己肯定できるようになったきっかけはありますか。

塚田 高校生の時に留学に行った経験が大きいかもしれないです。今まで女子校で過ごしてきたので男女を明確に意識することがなかった私が初めて男性がいる環境に身を置いたんですね。女子校って不思議で、男性の役、女性の役というものがあり、その中で私は男性の役をやっていたので、自然と重い物を運んだりしていました。

そこで<自分の価値>を感じていたのだと思うのですが、男性がいる環境に身を置くと、その役割が必要ない、ということにふと気がついたんですね。男女とかではなくて、<自分の価値>を見つけなければいけない、そういうことに気付けた経験でした。

機内モードにして仕事をシャットアウトしていた時も

— 起業家として活動し始めてして間もない頃のストレスはありましたか。

塚田 当時、飛行機のフライト中が唯一連絡つかない場所だったので、あの時間がすごい嬉しかったりとかありましたね。その「嬉しい」と感じた感情を誰かに伝えてはいけないような、いつでも仕事したいと思わなきゃいけないんじゃないか、そんな葛藤もありました。今は、起業してから5年になったので、割と仕事が人生の中に入ってきた感じがしています。

これをやろうって一瞬で思った!

今の20 代は起業を考えている人が多いですが、塚田さんが起業をする際に迷ったところや、決断できた背景を教えてください。

 

塚田 実は、起業することに関して一切迷いませんでした。

当時、私は大学 2 年生でしたが、大学に価値を見いだせていない状態で、中退の相談を家族にしていました。「やめてどうするの?」と聞かれて、「特に決まっていません」と答えたら、「次が決まってからやめてくれ」と親に言われました。そんな中で出会ったのがニューヨーク旅行での暗闇ボクシングでした。大学をやめて「これをやろう」と一瞬で思い切りました。根拠も何もないけど「絶対流行る!」という謎の自信があり、そこからは、このビジネスをどう展開していくか、それしか考えていませんでした。やるかやらないかで迷うのではなく、どうやるかについてだけ考えていました。

私のようにやりたいことが見つからない20代の皆さんは、とにかく新しいことをしてみることをお勧めします。行ったことのない国に行くことや、やったことのないアクティビティをやることなど。SNSとかで、新しいアイデアなどを募集することもお勧めですよ。

こうあるべき論は一切ない

ー 自分の強みが、人生で活きたと感じたことはありますか。

塚田 行動力だと思います。私には、こうであるべき、といったような考え方が一切ありません。世間はこれが普通だと思うけど、それは自分に関係ないことだと、小さい頃から思っていました。幼少期はそういったことが原因で、周りの大人によく怒られましたが、今となってはそれが自分の強みだと思っています。高校で留学を決めた際も、学校に向かっている時にふと、「え、このまま学校に行っちゃいけない気がする」と感覚的に感じて、留学相談所にその足で向かうのですが、そのときも、「このままだと普通の人生を歩んでしまうかも」<<今すぐ何かを変えたい>>と強く感じてその場で行動したことを覚えています。

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私たちは「新しい価値観」を生み出していく世代

ー 20代の強みはなんだと思いますか。

塚田 若ければ若いだけ失敗が痛くない、ということです。

今、私が何かをやると b-monster の名前も乗っかってきますし、様々なしがらみが増えていきますが、若いときの何も持っていない状態のときだからこそ出来ることは沢山あると思うので、そこが強みだと思います。

 

ー 最後に、同世代の 20代に伝えたいことはありますか

 

塚田 今だと「急にVRとか言われても…」といった世代の方が沢山いると思いますが、私たち世代だとVRや最新のものは、まだ身近に感じれる世代じゃないですか?そういう新しい価値観を生み出していく世代なので、慣例とかに惑わされずに、私たちが主体となって社会に発信できればいいなと思います。

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b-monster 株式会社

代表取締役 塚田 眞琴

1994年生まれ

2016年にb-monster株式会社を設立し、2020年より同社代表取締役に就任された塚田眞琴さん。 「Forbes 30 Under 30 Asia」を受賞するなど、フィットネス業界のみならず新進気鋭の起業家として今注目を集めている一人です。1994年生まれの塚田さんが挑む人生の目標「女性として生まれてきて良かった、そう思える人を一人でも多く増やす」、そして仕事での挑戦を直撃しました。

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